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全英オープン

前年覇者のスピースが首位タイ「明日はまったく新しい大会になるだろう」(PGA Tour)

情報提供:PGA Tour

全英オープン 3日目

PGAツアー第39戦 全英オープン/スコットランド カーヌスティ・ゴルフリンクス

スピースが大会連覇に向けて絶好のポジション

 ジョーダン・スピースは1番パー4で、396ヤードのドライバーショットを放ち、跳ねて転がったボールがピンそば3メートルに止まってイーグル。この日1日のプレーを方向づける滑り出しとなった。

 タイガー・ウッズはラウンド中盤に3連続バーディを決めて、5年ぶりにメジャー大会の優勝争いに食い込み、ギャラリーを大いに沸かせた。

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 穏やかな天候、好スコアと途切れない歓声に彩られたこの日、土曜日としては最高の盛り上がりを見せ、明日の最終ラウンドがどんなものになるかを期待させる1日となった。

「明日はまったく新しい大会になるだろう」とスピースは話す。

 出だしをイーグルで飾り、ボギーなしの6アンダー65でプレーしたスピースと、ザンダー・シャウフェレ、ケビン・キズナーの3人が首位に並んだ。首位は現在、通算9アンダー204ストロークだ。

 スピースは今、全英オープンを2連覇する10年ぶりの選手になるチャンスを手にしている。

 昨シーズンのルーキー・オブ・ザ・イヤー、シャウフェレは18番パー4で、グリーン後方から9メートルのバーディパットをねじ込み、4アンダー67をマーク。

 キズナーは17番パー4でタフなパーセーブを決めた後、18番パー4で同じくグリーン後方からパーセーブ。3アンダー68で1日を終えた。

タイガー・ウッズが首位と4打差の通算5アンダー6位タイに浮上した Photo by Sam Greenwood/Getty Images

 そして首位の3人は、今回初めてメジャー大会でウッズに追われる形で最終日を迎える。ウッズはこの日、序盤8ホールで2バーディと、比較的控えめなスタートだった。

 ジャスティン・ローズがすでに全英オープンのカーヌスティにおけるコースレコードとなる7アンダー64を打ち立てており、ウッズのバーディ数は特筆すべきものでもなかった。

 だが、9番パー4で12メートルのバーディパットを決め、続く2ホールで短いバーディパットを連続で入れ、14番パー5でさらに2パットのバーディを決めて、ウッズの名前はリーダーボード首位に躍り出た。

 ウッズの首位は20分しか続かなかった。だが、その名前は確かにそこに存在した。16番パー3のボギーで後退し、18番パー4ではバリー・バーンのギリギリ手前からをパーセーブして、5アンダー66でホールアウトしたウッズ。メジャーで出したスコアとしては2011年のマスターズ以来の自己ベストだ。

 そして明日、首位と4打差の通算5アンダー6位タイで最終ラウンドをスタートする。ウッズは2008年の全米オープン以来、メジャーでは優勝しておらず、これほど首位に近づいた形で最終ラウンドに入るのは、5年前のミュアフィールドでの2打差以来だ。

「ボクはすぐそこにいる」とウッズ。

「チャンスがある。素晴らしいよ」

ロリー・マキロイも首位と4打差の通算5アンダー6位タイにつけている Photo by Sam Greenwood/Getty Images

 そして、ウッズには仲間がいる。この日のラウンドほとんどを、スピースの華々しい舞台を眺めて過ごしたケビン・チャッペルは、4アンダー67をマークして首位と2打差の通算7アンダー4位につけている。

 フランチェスコ・モリナリは6アンダー65をマークし、通算6アンダー5位。明日はウッズとともに最終組の2組前でプレーする。

 この2人が一緒にプレーしたのは、ウッズがモリナリにトロフィーを授与した3週間前のクイッケン・ローンズ・ナショナルだ。このときモリナリは62を記録し、8打差で優勝している。

 首位と4打差の通算5アンダー6位タイには、ロリー・マキロイ、トミー・フリートウッド、ザック・ジョンソンらがいる。

 マキロイは首位と2打差まで近づいたが、上がり3ホールで2つのボギーを叩き、1アンダー70でホールアウト。首位と4打差に後退した。

 フリートウッドはラウンド中盤の2ホールで3ストローク落とし、イーブンパー71で1日を終えた。

 ジョンソンは12番パー4の第2打を左に引っかけ、3オン3パットのダブルボギー。この日のスコアは1オーバー72だった。

スピースは1番パー4のイーグルで勢いに乗った Photo by Andrew Redington/Getty Images

 首位と3打差以内につけているのは5人。その中でメジャー優勝経験があるのはスピースのみだ。

 2006年のウッズ以来、全英オープンで前年優勝者が首位タイ以上で最終ラウンドを迎えたことは、一度もない。

 スピースが明日、享受でき得る最大のアドバンテージは「予期せぬ事態を予期すること」であり、風が強くなった場合にはそうなることも十分に考えられる。

 396ヤードの1番パー4は、バンカーに挟まれた形でフェアウェイが狭くなっている。土曜の朝、全英オープンをテレビで観戦したスピースは、ドライビングレンジでキャディのマイケル・グレラーにこう聞いた。

「ドライバーは、どう思う?」

 グレラーの答えはノーだった。短く刻んでウェッジでピンの手前につけたほうが、簡単にバーディチャンスにつけられる。

 スピースはコーチのキャメロン・マコーミックとともに、1番のティーグラウンドに向って歩きながら、こう聞いた。

「1番だけ試してみるっていうのは、どうかな?」

 スピースはラウンド終了後、次のように語った。

「レンジでの練習で、いい感触だったんだ。『君の決定が何であろうと、ボクはそれに賭けるよ』と彼は言ってくれた。それでさらに自信がついたんだ」

ケビン・キズナーも通算9アンダー首位タイからメジャー初制覇を目指す Photo by Harry How/Getty Images

 4番パー4では第2打をピンそば50センチにつけて、その後もバーディを重ねた後、16番パー3に到達。ここでスピースは、5番アイアンを使ってピンそば3.5メートルに乗せ、スピースにとってこの日最長のロングパットを決めた。

 スピースがほとんどすべてのメジャーに出場するようになったこの5年間で、首位、もしくは首位タイに立ったのは、スピースにとってこれが16回目だ。

 キズナーは昨年、全米プロゴルフ選手権で、54ホール終了時点で首位に立っていた。最終ラウンドについて、キズナーは「一日中、さらにタフなものになると予想している」と話した。

「最初の8ホールとか9ホールで、4バーディ、5バーディ取れるような感じにはならないと思う。でも、分からないよね。何と言っても、すごい選手ばかりだから」


情報提供:PGA Tour

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