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全英オープン

モリナリが勝利「優勝できるのは1人だけだ。そして今回、それはボクだった」(PGA Tour)

情報提供:PGA Tour

全英オープン 最終日

PGAツアー第39戦 全英オープン/スコットランド カーヌスティ・ゴルフリンクス

モリナリがイタリア人初のメジャー制覇

「クレイジー」な最終日となった日曜のカーヌスティは、安定したプレーで乗り切ったフランチェスコ・モリナリが全英オープン優勝を手にした。モリナリはメジャータイトルを獲得した初のイタリア人選手となった。

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 タイガー・ウッズはこの日、しばしの間ながら、首位に立った。メジャー大会で首位に立ったのは、ウッズにとって9年ぶりのことだ。

 だが、たった一度の冴えないスイングが痛手となって、リーダーボードの最上部から転落してしまった。

 大会連覇を狙ったジョーダン・スピースは、バーディを1つも取れずに、全英オープン2勝目の機会を手放してしまった。

 この日は少なくとも7人の選手が一度は首位の座についた。バックナインの時点でも、まだ6人が並んでいた。

 勝利が誰の手に転がり込むか分からない、そんな状況の中でも、モリナリは決してひるむことはなかった。

 モリナリの最終ラウンドのスコアは2アンダー69。ゴルフ界で最もタフなリンクスとされるこのコースで、大会最後の37ホールをボギーなしでプレーした。

 とどめの一打となったのは、18番パー4での果敢なドライバーショットだった。ポットバンカーの縁に辛うじてとどまったボールをウェッジショットで1.5メートルに寄せ、バーディパットを沈めてメジャー王者の座を勝ち取った。

 モリナリは通算8アンダー276ストロークでホールアウト。歓喜の拳を突き上げ、それを軽く揺らした後、力強く振り下ろした。

ザンダー・シャウフェレは17番パー4で痛恨のボギーを叩き、首位と2打差の通算6アンダー2位タイに終わった Photo by Stuart Franklin/Getty Images

 モリナリを最初に祝福したのは、ウッズだった。この2人、3週間前にモリナリが最終ラウンドで62を記録し、優勝したクイッケン・ローンズ・ナショナルでも顔を合わせていた。このときはウッズが大会ホストとしてモリナリにトロフィーを手渡した。

 ラウンドを終えたモリナリ。あとは、ほかの選手が追いつくかどうかを見守ることになった。

 ザンダー・シャウフェレは米国人選手によるメジャー大会5連続優勝のチャンスを辛うじて繋ぎ止めた最後の1人だった。

 だが、1打差で迎えた17番パー4で、ロングアイアンを右に大きく曲げ、4.5メートルのパーパットを外して2打差に後退した。最終ホールではウェッジでカップを狙ったが、グリーンには遠く届かなかった。

「タフな戦いだった」とモリナリは2位で終えた4人の選手たちを、謙虚に称えた。

「でも、優勝できるのは1人だけだ。そして今回、それはボクだった」

 シャウフェレはロリー・マキロイ、ジャスティン・ローズ、ケビン・キズナーと並んで通算6アンダー2位タイで終了した。

タイガー・ウッズは11番パー4と12番パー4でスコアを3つ落とし、通算5アンダー6位タイだった Photo by Harry How/Getty Images

 この全員が優勝への望みをつなぐのに十分なプレーだったが、気温が上昇し、強い風に見舞われたこの日の午後、カーヌスティもまた、いつもの厳しさを取り戻し、選手を痛めつけた。誰もがミスをした。大きなミスもあったし、小さなミスもあった。

 最大の失敗を犯したのはウッズだった。スコットランドの夏の日差しで乾燥し、黄色くなった草地の中で、ウッズの赤いシャツが燃え上がっているかのようだった。

 この日、最初にバーディを2つ取ったとき、ウッズの周囲から上がった大きな叫び声は、カーヌスティのどこにいても、耳にすることができたはずだ。

 ウッズは昔のウッズのようだった。そして、ウッズが追いかける首位の選手たちが次々と倒れ始めたのもまた、ウッズ全盛期が戻ってきたかのようだった。

 スピース、シャウフェレと並んで3人の首位タイで最終日を迎えたキズナーは、2番パー4でダブルボギーと早々に崩れた。

 スピースは6番パー5で、ハリエニシダの生い茂る草むらに打ち込んで、やはりダブルボギー。

 シャウフェレは7番パー4で、茎の細い草むらに入れた後、次の1打はグリーンをオーバーし、同じくダブルボギーとした。

モリナリは同組で回ったウッズから最初に祝福を受けた Photo by Harry How/Getty Images

 通算7アンダーに到達したウッズは、彼にしか打てないようなショットを放ち、自らのゴルフを完璧に制御していた。

 10番パー4のポットバンカーでは、危険なほど果敢なスイングで縁から打ち出し、ボールはバリー・バーン(小川)を越えてグリーンエッジのすぐ手前に到達した。

 ところがその後、すべてが崩壊した。11番パー4では、ラフからのショットを引っ張ってしまい、ボールはギャラリー方向へ。ウェッジはグリーンに届かず、パットは2.5メートルオーバーさせた結果、ダブルボギー。

 続く12番パー4でも、冴えないスイングでボギーを重ねると、2打差に後退し、優勝戦線から脱落した。

 ウッズは次のように振り返る。

「確かに、少しばかり自分にいら立った。バックナインをスタートしたときは、何かができるチャンスがあった。でも、ボクはそれをしなかった」

 モリナリは12番パー4と13番パー3で2度、2.5メートルのパットを沈めてパーセーブ。その後、14番パー5で短いバーディパットを決めて、今大会で初めて首位に立った。

 16番パー3では、グリーンの外から再度タフなパーセーブを決めると、残りは1打のミスも侵さなかった。

 そしてモリナリは、キャリアベストとも言える一連のプレーをメジャー優勝で締めくくった。この2カ月間でモリナリは優勝3度、2位フィニッシュが2度、そして今回、メジャー初優勝を手にした。これにより世界ランキングも自己ベストの6位に浮上した。


情報提供:PGA Tour

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