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猛暑

熱中症死の疑い94人 6日間30都府県

強い日差しで路面付近の気温が上昇し、空気が揺らぐ中を歩く人たち=埼玉県熊谷市で23日午後2時47分、丸山博撮影

 日本列島は23日も猛烈な暑さに見舞われ、埼玉県熊谷市で午後2時23分、観測史上最高の41・1度を記録した。これまで1位だった高知県四万十(しまんと)市の41・0度(2013年8月12日)を、約5年ぶりに更新した。また、毎日新聞の集計では、岐阜県多治見市で40・7度を観測した今月18日以降、23日までに全国で熱中症とみられる症状で亡くなったのは、少なくとも30都府県で94人に上った。この猛暑は2週間ほど続く見通し。

    熊谷41.1度 史上最高

     気象庁によると、23日に全国で最高気温が40度を超えたのは、熊谷市▽東京都青梅市(40・8度)▽多治見市(40・7度)▽甲府市(40・3度)--の4市。東京都内では観測史上初めての40度超えとなった。

     また、この日は広島市安佐北区で36・0度、岡山県倉敷市で35・2度となるなど、西日本豪雨の被災地でも厳しい暑さが続いた。全国927の観測地点のうち、35度以上の猛暑日になったのは今年最高の241地点だった。熱中症の疑いで亡くなったのは、9府県の13人だった。

     連日の暑さの要因は、気圧配置にある。気象庁によると、日本の東海上から張り出している太平洋高気圧の勢力が今月上旬から衰える気配がなく、さらに、その上空をチベット高気圧が覆う「高気圧の2層構造」が続いている。加えて、23日に40度を超えた熊谷市と青梅市など関東地方の内陸部では、乾いた風が山から吹き下ろす際に熱を帯びて気温を上昇させる「フェーン現象」も猛暑に拍車をかけている。

     気象庁は同日、猛暑について異例の記者会見を開いた。少なくとも8月上旬までは、西日本から東日本にかけての広い範囲で同じような暑さが続くと予想している。同庁気候情報課の竹川元章予報官は「経験したことがないほどの暑さになっている地域がある。命に危険を及ぼすレベルで、災害と認識している」とした上で、「特に環境が変わった西日本豪雨の被災地では、できる限りの対策をして熱中症予防に努めてほしい」と呼び掛けた。【最上和喜、後藤豪】


    歴代最高気温10地点

    ☆(1)埼玉県熊谷市  41.1度

      (2018年7月23日)

     (2)高知県四万十市 41.0度

      (2013年8月12日)

     (3)岐阜県多治見市 40.9度

      (2007年8月16日)

    ☆(4)東京都青梅市  40.8度

      (2018年7月23日)

      山形市

      (1933年7月25日)

     (6)甲府市     40.7度

      (2013年8月10日)

    ☆(7)岐阜県美濃市  40.6度

      (2018年7月18日)

      和歌山県かつらぎ町

      (1994年8月8日)

      浜松市天竜区

      (1994年8月4日)

     (10)山梨県甲州市  40.5度

      (2013年8月10日)

     ※☆は今年。気象庁調べ。観測所ごとに史上1位の値のみを使って集計

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