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 前回「晩節」について書いたが、これからは高齢者が活躍する「晩活」も大事だ。江戸時代には「隠居」という生き方があった。井原西鶴は商人だったが30代で俳諧の宗匠となり、隠居して40代から多くの小説を書いた。松尾芭蕉は江戸で町名主の町代を務めていたが、やはり30代で隠遁(いんとん)し全国を旅しながら俳諧師として生きた。歌川広重は武家をついでいたが、20代後半で家督を譲り隠居して浮世絵師となった。年齢に関係なく、家督を譲ることで隠居となる。秩序の「隠」にまわった多くの人たちが活躍し、江戸文化を築いたのである。

 むろん高齢隠居もいた。伊能忠敬は10代で下総国佐原村の伊能家の婿養子となって家業を立て直し、資産を…

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