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トップインタビュー

JXTGエネルギー 大田勝幸社長

製油所を輸出拠点に再編

 石油元売り最大手のJXTGエネルギー社長に先月就任した大田勝幸氏が、毎日新聞のインタビューに応じた。人口減少や電気自動車(EV)の普及などを背景に国内の石油需要が縮小する中、どのように対応していくのか、展望を聞いた。【聞き手・袴田貴行】

     --国内の石油需要は先細りが予想されています。

     ◆国内では需要が減るが、石油製品の輸出や海外事業ではビジネスチャンスが大きい。石油製品の需要が伸びていく地域はある程度はっきりしており、今後のターゲットになる。ベトナムやオーストラリアでは、現地企業と共同で製油所や石油製品輸入基地の新設などを検討している。

     --来年3月には室蘭製造所(北海道室蘭市)で石油化学製品の生産をやめ、輸送基地に転換します。全国に11カ所ある製油所の今後の再編についてどう考えますか?

     ◆国内の石油需要は減っていくので、(再編が)室蘭だけで終わることはない。安定供給の使命を守りつつ、2カ所目、3カ所目もいずれ決めないといけないだろう。

     現在、麻里布製油所(山口県和木町)の運営をベトナムの国営石油会社と共同で行う案を検討している。国内で需要が減っても、輸出ができれば拠点としての意味がある。生産をやめるだけではなく、外国企業との「共同製油所」としての検討も進めたい。

     --石油事業以外で注力したい分野は?

     ◆総合エネルギー企業を目指している。電気やガスの分野にも注力していきたい。2016年に始めた家庭向けの電力供給に続き、今年度から都市ガス供給を始める。全国約1万3000カ所のSS(ガソリンスタンド)や特約店のネットワークは我々の財産で顧客獲得につなげたい。電気・ガス・石油をセット販売するなど、石油元売り企業にしかできない手法で勝負したい。

     --具体的な目標は?

     ◆電気の契約件数は現在約43万件だが、まずは100万件を目指したい。ガス単独では10万件が目標だが、セット販売の強みを生かして上積みを図りたい。


     ■人物略歴

    おおた・かつゆき

     1982年東北大法学部卒、日本石油(現JXTGエネルギー)入社。JXホールディングス経理部長、JXTGホールディングス常務などを経て、今年6月から現職。鳥取県出身。60歳。

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