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投棄や無許可造成で崩落防止工事中だった土砂が西日本豪雨で崩れ、住宅街に迫った京都市伏見区の大岩山のふもとでは、住民たちが次の豪雨への不安を募らせている。26日には市議会委員会でも取り上げられ、市も台風12号に備えて緊急会議を開催。今週中に専門家に現地を調査をしてもらい、住民の避難計画をまとめるという。だが、防止工事をする業者からも市からも、経緯や対策について住民にまともな説明はなく、不信感も根強い。
「頭の上に爆弾があるようなもの。1分でも早く対策を取ってほしい」。夫と中学生の長女と暮らす中村美樹さん(50)は地肌がむき出しの山頂を不安そうに見つめる。土砂は住宅地の10メートルほど上にある農業用ため池を埋め尽くして止まったが、近くに幼稚園もある。小栗栖自治会(40世帯)の西村嗣子会長(81)は「自分は避難しなかったが、これほど崩れるとは。今回は命拾いしたが、いつ次の土砂崩れが起きるか分からな…
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