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広島・被爆遺構 「消えた暮らし」出土

72年ぶりに見つかったすずり(縦約12センチ、横約8センチ、厚さ約2センチ)を手にする今中圭介さん。裏には「初三(国民学校初等科三年の略)今中圭介」と彫られていた。「自宅2階に千枚通しがあってね。それで下手くそながら彫った覚えがあります。こんな形で再会できるなんて思いもよらなかった」とほほ笑んだ=広島市東区で2018年6月29日、山田尚弘撮影

 1945年8月6日に広島に投下された一発の原爆。広島市中区の平和記念公園がある旧中島地区(現中島町)には、当時約4400人が住み、寺院や民家、商店が建ち並んでいたが、完全に消滅した。

 そのがれきの上に土を盛って54年に記念公園が整備され、翌年には爆心地から460メートル地点に、原爆資料館が完成した。広島市が資料館本館の耐震工事に伴って2015~17年に発掘したところ、約2200平方メートル、地下70センチから多数の日用品が見つかった。同市文化…

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