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西日本豪雨

災害関連死を含めて300人超が亡くなり、平成最悪の水害となった西日本豪雨。被災から復興へと続く日々をリポートします。

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被災地、片付け作業を再開 台風12号通過で

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台風通過から一夜明けて、片付けを再開したボランティアたち=岡山県倉敷市真備町地区で2018年7月30日午前9時58分、幾島健太郎撮影
台風通過から一夜明けて、片付けを再開したボランティアたち=岡山県倉敷市真備町地区で2018年7月30日午前9時58分、幾島健太郎撮影

 台風12号が通過した西日本豪雨の被災地では30日午前、住民らが片付け作業を再開させた。台風による大きな被害はなかったが、作業を中断したり、ボランティアが来られなくなったりと、さまざまな影響が出ており、疲れた表情を見せる人もいた。

 広島県呉市天応西条の会社員、石田栄一さん(39)は6日の豪雨により自宅の周囲に押し寄せた土砂の撤去作業を台風で中断。28日には同僚や友人の協力で自宅の周囲に土砂が流れ込まないよう300個近い土のうを積んだ。「効果はあったが、自分たちだけで土のうを片付けるのは大変」と汗をぬぐった。

 台風による2次災害を防ぐため、岡山県の倉敷市災害ボランティアセンターは28~30日のボランティア受け入れを中止した。佐藤一郎さん(75)が真備(まび)町地区で経営していた「佐藤酒店」も週末はボランティアが来ず、作業がストップ。ただ、30日は市内の障害者就労支援施設の職員11人が自主的に駆け付け、泥水で汚れた冷蔵庫や棚などを運び出した。4回目のボランティアだという松沢翔平さん(35)は「雨でごみの…

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