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 1970年代末、馬場正男が美術管理の要領を身につけ、仕事の幅を広げてゆく一方で、大映は相変わらず低空飛行。特に京都撮影所の不振は深刻だった。勝プロや映像京都が優先して仕事を回してくれ、「新・座頭市」などのドラマや映画も入ってはきたが、いかんせん製作の中心は東京だ。特にCMは東京が9割を占め、そもそも関西に市場がない。給料の遅配や手当打ち切りなどが相次いでいた。「手当は全部カットされて、本給だけしかもらえん。もうあかんな、いつまで続くやろと言ってたんやけどね……」

 馬場がそう振り返った79年、馬場にとっても大映にとっても大仕事が舞い込んだ。米ハリウッド、パラマウ…

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