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サッカーマインド

新しい「景色」を見たい=森重真人

 ワールドカップ(W杯)ロシア大会は正直、見る気がしなかった。FC東京の練習が朝9時からだったこともあり、生中継で見ていると夜遅くなってしまうのでという理由もあった。唯一見たのは日本の初戦だったコロンビア戦。見たくなかったけど、見てしまったというか。本当に複雑な気持ちで自宅観戦した。

     W杯期間中は、これから先のことを考えるよりも、ここまでの自分を見つめ直したり、どういうことをしてきたかを振り返ったりする時間にしていた。今回もW杯を目標にしてきたので先のことをすぐに考えるという気持ちにもなれなかった。

     W杯は特別で、サッカー選手なら誰もが出たい大会だ。前回は自分が出られる立場、今回は出られない立場だった。ただ、大会が始まる前、欧州直前合宿中に同じセンターバックで今回日本代表入りをしていた昌子源選手(鹿島)にメッセージを送った。二人の間のことなので内容はここでは記さないが、若い時に代表に入ってきて僕を追いかけながらどんどん成長していると、近くで見ていても分かっていた。自分も一人の選手としてリスペクトしている。昌子選手には素直に頑張ってほしいと思ったので、そういう言葉を送らせてもらった。

     Jリーグの中断期間中にはFC東京でのキャンプもあり、自身のコンディションもいいところまで上がってきた。チームとしても夏場の戦いを想定して、前に行く時は行く、行かない時は下がってゴールを割らせない守備をするという攻守のメリハリなど、取り組んできたことが結果に表れつつある。声を掛け合いながら高い意識を持ってプレーできていると思う。

     大事なのは続けていくこと。うまくいっているからこそ、より厳しい目で自分たちを分析しないといけないし、首位に立っているわけでも、まだ何かを勝ち得たわけでもない。

     このくらいまでは、FC東京はこれまで何回かたどり着いたことがある「景色」。ここから先はもう一つ、二つギアを上げていかないと優勝は難しい。まだ、評価をされる時期ではない。(FC東京選手)

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