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ジンバブエ

総選挙「ムガベ後」初 自由・公正かが焦点

ジンバブエ大統領選で、1票を投じるため長い列を作る有権者=首都ハラレで30日、ロイター

 【ヨハネスブルク小泉大士】アフリカ南部ジンバブエの大統領選挙と議会選が30日、実施された。「恐怖政治」を敷いて、1980年の独立以来37年間にわたり政権の座にあったムガベ前大統領の失脚後初めての選挙。ムガベ政権の崩壊を受けて、自由で公正な投開票が行われるかが焦点となっている。

     大統領選には23人が立候補したが、与党「ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線」の現職、ムナンガグワ大統領(75)と、最大野党「民主変革運動」のチャミサ議長(40)による事実上の一騎打ちとなっている。両候補とも外貨不足に苦しむ国家経済の再建を最優先課題に掲げる。

     昨年11月にムガベ氏に副大統領職を解任されたムナンガグワ氏は、事実上のクーデターによって大統領に就任した。選挙の洗礼を受けて政権の正統性を確保し、外資誘致や国際通貨基金(IMF)の支援再開につなげたい考えだ。

    ジンバブエの地図

     当初は組織網や資金力で勝る現職が有利とみられていたが、経済回復を実感できない国民からは失望の声が聞こえる。直近の世論調査では、リードするムナンガグワ氏に、チャミサ氏が3ポイント差にまで迫っており、接戦となる可能性もある。

     ムガベ政権下の選挙では与党や選挙管理委員会の不正、軍の介入が横行していた。今回は欧州連合(EU)などの選挙監視団を受け入れた。選挙運動は平穏に行われる一方で、投票日を前に脅迫や嫌がらせの報道が急増。有権者の多重登録の疑いなどもあり、野党は投開票の不正に警戒感を強めている。

     ハラレ市内の投票所には長い列ができた。投票所に訪れたプレシャスさん(69)は「独立以来ずっと与党に投票してきた」。大学卒業後も職が見つからないというフランシスさん(27)は「過去の過ちをただすには新しい指導者が必要だ」と話した。

     大勢判明までには数日かかる見通し。過半数の票を得た候補がいなかった場合、9月8日に上位2人による決選投票が行われる。

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