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報道写真家・樋口健二さん 魅せられた武蔵国分寺跡

報道写真家・樋口健二さん

 東京都国分寺市の僕の家から車で10分ほどのところに、武蔵国分寺跡があります。

 飢饉(ききん)や災害、疫病がはやった奈良時代の中ごろ、聖武天皇が仏教の力で国を安定させようと諸国に国分寺の建立を命じました。特に武蔵国分寺跡は全国的にも規模が大きく、大正時代には国の史跡に指定されました。

 かつては金堂や講堂、七重の塔があって、ちょっと離れた所に尼寺もあった。でも、鎌倉幕府と新田義貞の軍が戦ったときに焼失してしまいました。今は一部が市立歴史公園になっていて、礎石や説明板などがあります。春には桜、初夏にはアジサイの花が咲き、秋の紅葉もきれいです。環境省の名水百選にも選ばれた「お鷹(たか)の道・真姿(ますがた)の池湧水(ゆうすい)群」もあって、落ち着いた雰囲気が特に好きですね。

 国分寺で22歳から暮らし始めたのは、「もうけ話」に乗ったことがきっかけです。

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