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広島原爆の日

核廃絶、理性の行動を 市長、平和宣言骨子発表

 広島市の松井一実市長は1日、広島原爆の日(6日)に開催する平和記念式典で読み上げる「平和宣言」の骨子を発表した。世界は「自国第一主義」が台頭し東西冷戦期の緊張関係が再現しかねない状況と懸念を示した上で、「核抑止や核の傘という考え方は世界の安全を保障するには極めて不安定で危険極まりないもの」と指摘。為政者に対し、核軍縮を誠実に履行し、核兵器のない世界を実現するよう求める。

     昨年7月に国連で採択された核兵器禁止条約の発効に向け、日本政府に対し、憲法が掲げる平和主義を体現するため、国際社会で対話と協調を進める役割を果たすよう求めた。一方で日本が条約に参加していないことについては昨年に続き直接批判はしなかった。

     今年6月に史上初めて実現した米朝首脳会談を念頭に「朝鮮半島の緊張緩和が対話によって平和裏に進む」ことに期待を寄せたほか、国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」が昨年ノーベル平和賞を受賞したことを受け、被爆者の思いが世界に広まりつつあるとの認識を示した。被爆者の体験を引用しつつ、人類が再び重大な過ちを犯さないために市民らが「ヒロシマ」を語り伝え、為政者は核兵器廃絶に向けた行動を「理性」に基づき「継続」すべきだとした。松井市長は「核廃絶に向け理性に基づく判断をするよう為政者に注文することに重きを置いた」と話した。【高山梓、寺岡俊】

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