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ジンバブエ

大統領選、公正さに疑問 現職勝利、野党反発

 【ヨハネスブルク小泉大士】アフリカ南部ジンバブエの選挙管理委員会は3日、7月30日投票の大統領選挙で、現職のムナンガグワ大統領(75)が勝利したと発表した。だが、焦点だった自由・公正な選挙の実施には疑問が残り、国際社会との関係改善や破綻状態の経済再建の障害となる可能性がある。

     ムナンガグワ氏の得票は50・8%で、当選要件の過半数を辛うじて満たした。最大野党「民主変革運動」のチャミサ議長(40)は44%だった。下院選も与党「ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線」が圧勝した。

     37年の長期政権を築いたムガベ前大統領の失脚後初の選挙は、投票日まで平穏に進んだが、1日になって首都ハラレで治安部隊と野党支持者らが衝突、軍の発砲で6人が死亡した。

     ムナンガグワ氏は昨年11月に事実上のクーデターで大統領に就任。ツイッターに「新たな始まりだ」と投稿し、国民に団結を呼びかけたが、軍の暴力と不正の疑いで選挙の信頼性は揺らいだ。

     チャミサ氏は3日、選挙結果は「いかさまで正当性がない」と述べ、裁判所への異議申し立てを表明した。現地情報によると、チャミサ氏の記者会見が始まる直前に警棒と盾を持った武装警官数十人が現れ、集まっていた国内外の記者を追い払おうとして緊迫する一幕もあった。

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