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米政府

北朝鮮向け制裁発動 首脳会談後初、露の銀行にも

 【ワシントン高本耕太】米財務省は3日、北朝鮮と取引したロシアの銀行や北朝鮮の外国為替銀行のフロント企業など3団体1個人を制裁対象に指定したと発表した。米国内の資産が凍結され、米国人とのいかなる取引も禁じられる。6月の米朝首脳会談後、北朝鮮関連の制裁発動は初めて。対北朝鮮制裁の緩和検討を主張するロシアをけん制する狙いもありそうだ。

 対象となったのはロシアのアグロソユーズ商業銀行。北朝鮮の大量破壊兵器開発に関わった朝鮮貿易銀行モスクワ代表の「大規模な資金取引」に携わった。朝鮮貿易銀行および同行モスクワ代表はすでに、米国と国連安全保障理事会の制裁対象となっている。同行モスクワ副代表とフロント企業2社も今回、新たに指定された。

 ムニューシン米財務長官は声明で「米国は国連と米国独自の制裁実施を続け、北朝鮮の違法な資金の流れを遮断する」と述べた。トランプ大統領は米朝会談後の記者会見で、両国が非核化交渉を行っている間は新たな制裁を発動しないと表明していた。

 米紙ウォール・ストリート・ジャーナルはロシアが昨年9月に安保理制裁決議で北朝鮮労働者の受け入れが禁じられて以降も、新たに1万人の労働者を登録したと報道。米政府内ではロシアが制裁履行義務を果たしていないとの不信感が高まっている。

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