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バドミントン

世界選手権 41年ぶり「金」確定 女子複、決勝は日本勢対決

男子シングルスで日本男子初の決勝進出を決めた桃田=AP
女子ダブルスで決勝進出を決めた福島(右)、広田組=AP

決勝、男子ペアも 園田・嘉村組

 【南京・共同】第6日は4日、中国の南京で各種目の準決勝が行われ、男子シングルスの桃田賢斗(NTT東日本)がマレーシア選手を2-0で降し、五輪、世界選手権を通じて日本男子で初の決勝に進んだ。日本勢は男女ダブルスを合わせた3種目で5日の決勝に臨む。

     男子ダブルスで前回3位の園田啓悟、嘉村健士組(トナミ運輸)は台湾ペアに2-0で快勝し、この種目の日本勢で初の銀メダル以上を決めた。

     女子ダブルスは前回銀メダルの福島由紀、広田彩花組(岐阜トリッキーパンダース)と初出場の永原和可那、松本麻佑組(北都銀行)が勝ち進んだ。決勝で勝った方が、この種目の日本勢で1977年第1回大会の栂野尾悦子、植野恵美子組以来41年ぶりの金メダルを獲得する。福島、広田組は米元小春、田中志穂組(北都銀行)に、永原、松本組はインドネシアのペアに、ともにストレート勝ちした。

    攻守にバランス 永原・松本組と福島・広田組

     女子ダブルスで決勝に進んだ日本の2ペアは、攻守にバランスがとれた穴が少ないプレーで勝ち上がった。決勝で日本勢同士がぶつかるのは、五輪と世界選手権を通じて初めてだ。

     福島、広田組は米元、田中組に快勝した。流動的にポジションを替え、レシーブ力のある相手に的を絞らせない。第2ゲーム。広田は後ろからの強打で19点目、ネットそばから角度のある球をたたき込んで20点目を決めた。福島は「広田が後ろからがんがん前に入ってきてくれる。ぐるぐる回れるようにと考えてやってきた結果が今の形になった」と説明する。

     インドネシアのペアを破った永原、松本組は準々決勝に続き、177センチの松本が積極的に前に出て次々と得点した。本来は前衛に入ることが多い170センチの永原は「今は自分が後ろで松本が前の方が相手にプレッシャーがかかっている」。永原を後ろに下げようとする対戦相手に対応するため、松本は「そこ(前衛)でも点数を取れるように意識してやっている」と明かした。

     リオデジャネイロ五輪金メダルペアは、松友が前衛、高橋礼が後衛に入る得意パターンを持つ。一方、この2組は前後の入れ替えが自在で、4人ともネットプレーも強打もこなす。決勝はオールラウンド型の両ペアが真正面からぶつかり合う。【共同】

    桃田は日本男子初

     男子の日本勢で、初めて決勝への切符をつかんだ。桃田はノーシードで勝ち上がってきたリューを寄せ付けなかった。持ち味の守備から崩し「相手のタイミングを外しながら自分のペースに持っていくことができた」と納得の表情を浮かべた。

     「上からのショットに切れがある。決まるとリズムに乗る」とリューを分析し、警戒心は緩めなかった。第2ゲームの5-3では鋭いクロスのスマッシュを好レシーブし、最後はミスを誘った。落胆するリューをそのまま圧倒。11-5から10連続得点で締めた。

     準々決勝でリューに屈した常山(トナミ運輸)の敵を討った形だ。違法賭博問題による出場停止処分後初の国際大会だった昨年7月のカナダ・オープン。決勝で桃田は常山に屈した。だが現在の桃田は1年前とは別人だ。常山は「今、桃田選手と試合しても絶対に勝てない。トップの選手と(何度も)やっているから球の質も上がっていて、一つ一つが重い」と証言する。

     初の世界一まであと1勝。「過去の先輩たちが挑戦してきた歴史ある世界選手権で新しい記録に挑戦できることをうれしく思う」。日本のエースは頂点だけを見つめた。【共同】

    山口敗れ「銅」

     女子シングルスの山口茜(再春館製薬所)は前回準優勝のシンドゥ・プサルラ(インド)に0-2で屈し、銅メダルが確定した。

    園田啓悟

     積極的に攻撃を貫けたのが良かった。2人で優勝するということで臨んでいる。昨日(の準々決勝)は勝ったけど、気を引き締めて臨んだ。

    嘉村健士

     昨年は銅メダルを取って気持ちが抜けたところがあり、ずるずるとやられた。(2大会連続メダルの)うれしい気持ちは抑えて、今日はいい試合ができた。【共同】

    山口茜

     銅メダルを取れたので結果だけをみれば合格点の気持ち。でも試合としては2ゲーム目であと2点が取れなかった。内容については悔いが残る。【共同】

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