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競馬

缶ジュースをも破壊!名手・的場の騎乗支えるくるぶしの“岩”(スポニチ)

 61歳を超えてもなお、「大井の帝王」として君臨し続ける的場の騎乗を支えるのが、岩石のように硬く、10センチ大に腫れ上がったくるぶしだ。缶ジュースを自らくるぶしにコツン。瞬時に缶はつぶれ、中身があふれ出す。「1、2回叩いただけで凄くへこむんだ。最初は痛かった。でも、この10センチ(くるぶし)が大事なんだ」--。的場はちゃめっ気たっぷりに話す。

     現在の主流であるモンキー乗りは鐙(あぶみ=馬具の一つで騎手が足を踏みかける部分)を短くして前方にかがむ。この時、自らの足で馬の体を締めることが重要になる。くるぶしがネジのように馬と接触し、安定感を引き出す。これによって軸がブレない。競馬界で昔からよく言われる「あたりの柔らかい騎手」を具現しているのだ。子供を背におぶって動く際、おんぶひもや子守バンドなどで固定した方が安定するのと同じ。負担が大幅に軽減された馬は、よりスピードを発揮しやすくなる。

     常人で言う“ペンだこ”のような的場のくるぶし。その原点は最初に所属した小暮嘉久厩舎にあった。調教で馬に乗る時に、鐙にティッシュを挟ませられ、それを破かないように乗ることを厳命された。この難題をクリアするには、くるぶしでしっかり挟む下半身の強さが必要だったという。加えて、レース騎乗だけでも4万回超の歴代最多。かつては毎朝、10頭以上の調教をこなした。「(勝利数だけでなく)馬に乗って走った総距離も日本一じゃないかな。地球を何周したか分からないよ」。そのたびに硬く大きくなったくるぶしは的場の“象徴”とも言える。(スポニチ)

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