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ウラカタ

「二十四の瞳」方言でナチュラルに NHKラジオ第2「朗読」ディレクター 竹内豊さん

竹内豊さん

 戦時下を懸命に生きる先生や教え子たちの姿を描く壺井栄の小説「二十四の瞳」を、NHKラジオ第2の「朗読」(月~金曜午前9時45分)で7、8月に放送している。昨年が壺井の没後50年でもあり、作品を通して夏に戦争を考えてほしいとの構想があった。作中で明示されていないが、壺井が生まれた香川県の小豆島が舞台とされているため、「まず現場を見るのが一番」と今春、小豆島を訪ねた。「人がすごく親切で、原作にもその優しい気持ちが反映されていると感じた」。その思いが番組を実現させる原動力になった。

 朗読を担当するのは香川県出身の俳優、藤澤恵麻。映像作品の場合、特に子役に自然な方言を発するよう指導するのが大変だが、今回の朗読番組は「藤澤さんが方言の部分をナチュラルにやってくれている。大成功だなって思いました」。その藤澤は「(夏休みで)子供が聞くのを念頭に置いて読んでいる。そうすれば、小豆島の自然が豊かで、のどかな雰囲気が出せるのではと思っています」と話す。

朗読を担当する藤澤恵麻

 立教大卒。徳光和夫やみのもんたらがOBの放送研究会に所属した。大学時代に先輩の徳光に会い「放送局っていいな」と感じたのを機に、NHKに入局。主にドラマを手がけ、定年後の今もラジオ番組に携わる。数々の作品に関わってきたが、「二十四の瞳」を今回読み返し「4、5カ所は泣けた。本を読んで涙したのは2回目」だったそうだ。「この年で涙もろくなったかな」と苦笑するが、「この作品をやる価値はあると思う」。その口調には、経験からくる確信が宿っていた。【屋代尚則】


 ■人物略歴

たけうち・ゆたか

 静岡県生まれ。NHKでは大河ドラマ「翔ぶが如く」などを担当。現在はNHKエデュケーショナル所属。69歳。

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