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創作の原点

歌舞伎俳優・中村吉右衛門さん 初代ゆかりの芸の研鑽

歌舞伎俳優の中村吉右衛門さん=東京都港区で8月6日、宮間俊樹撮影

 明治、大正、昭和の演劇界をリードした名優、初代中村吉右衛門(1886~1954年)の芸を顕彰する「秀山祭九月大歌舞伎」が9月2~26日に東京・歌舞伎座で催される。その中心で、二代目を継いだ吉右衛門さん(74)の心中には、没後60年を超した今もなお、初代への深く強い思いがある。

 吉右衛門さんは初代の孫に生まれ、養子となった。2003年9月、歌舞伎座での「初代中村吉右衛門没後五十回忌追善」で、「河内山」と「俊寛」を演じた吉右衛門さんは、それを機に、芸を継ぐ者として何をすべきかを改めて考えた。その結果生まれたのが、「初代ゆかりの芸の研鑽(けんさん)と伝承」を中心に据えた「秀山祭」であった。

 06年9月に始まり、今年が11回目。歌舞伎座の9月の行事として定着した。「『秀山祭』は、私の生きが…

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