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目をそらさないで

「外国人のリアル」編 第3部 共生の壁/下 壁絵で心つながれ 模索続く支援の手

ピロティの落書きを前にする前潟自治区長。「きれいにして自慢できる場所になれば」と期待する=愛知県豊田市の保見団地で3日

 東京で開かれている写真展の案内に目が留まった。写真家、名越啓介さん(40)が愛知県豊田市の保見団地で3年間生活し撮影した作品展「Familia保見団地」。Familiaは、ポルトガル語で「家族」。外国人との共生のヒントを求めていた私は7月、会場に足を運んだ。

 被写体の中心は日系ブラジル人ら外国人の若者たち。パーティーに興じる男女、全身のタトゥー、赤ん坊、帰国する仲間との涙の別れ--。日本とは思えない。生命力にあふれ目が離せない。昼間の団地はいつも静かで、そこで暮らす人たちの姿を知らないことに気づいた。名越さんは「母国と日本を往復する少年たちは『自分の国はどっちなんだ』と境遇にいら立ちを感じながらも、団地を故郷だと思っている」と教えてくれた。

 実は、いら立ちの表れを感じた場所が団地にある。県営住宅25棟のピロティだ。壁一面がペンキやスプレー…

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