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父なき娘の言葉

冊子に込めた戦没者遺族30年の思い/上 発行続ける、八島信雄さん(88) 悲痛な叫び伝えねば /山形

残された自分の「宿題」

 「一番大切な者を失った胸の痛みに耐えかねて『死』を選んだこともありました。(中略)無限に広がる暗黒の片隅に息をひそめて、妙に研ぎすまされた神経にグルグル巻きにされて放り出された姿が私でした」--。県遺族会が創立40年を機に戦没者遺族の証言を集め、1988年3月に発行した書籍「遥(はる)かなる足あと」には、夫を亡くした女性の悲痛な叫びがつづられていた。

 この女性を含む戦没者の妻36人分の手記を目にし、編集に携わった八島信雄さん(88)=山形市小姓町=…

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