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記者の目

元東京大空襲国賠訴訟団長の死 民間人被害の救済を=栗原俊雄(東京学芸部)

中学生のころ、東京大空襲の犠牲者を仮埋葬した場所に座る星野弘さん。当時の悲劇を思い起こさせる碑などはないが、記憶に焼き付いている=東京都墨田区の錦糸公園で2013年7月19日、小出洋平撮影

 東京空襲犠牲者遺族会会長で、東京大空襲国家賠償請求訴訟の原告団長だった星野弘さんが6月17日、亡くなった。87歳。7月に閉幕した第196通常国会では終盤、カジノを含む統合型リゾート(IR)実施法や、参院の定数を6増する改正公職選挙法が与党のごり押しで成立する一方、星野さんの悲願だった空襲被害者救済法は、成立どころか法案さえ提出されなかった。国に差別されたまま、戦争被害者らが次々と亡くなっていく。長く戦後補償問題を取材する新聞記者として速やかな救済を求めたい。

 星野さんは1945年3月10日、中学生だった時に東京大空襲に遭った。鎮火後は、遺体の始末を手伝わさ…

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