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音楽資料 世界の宝、関西にも 名曲の時代の空気 今に、次代に

音楽家の自筆譜などの資料が保管されている「南葵音楽文庫」について説明する慶応大名誉教授の美山良夫さん=和歌山市で、須藤唯哉撮影

 作曲家が書き残した自筆譜や、音楽家が生きていた時代に作られた楽器--。作曲家の横顔や当時の時代背景を後世に伝える音楽資料の数々は、「再現芸術」と呼ばれる音楽を奏でる上で、大きな手がかりとなる。関西で貴重な音楽資料を保管し、一般公開している2カ所の施設を訪ねた。【須藤唯哉】

和歌山県立図書館・南葵音楽文庫 ベートーベン書簡含む2万点

大阪音大・楽器資料館 象牙の琴や名匠の技、名器の森

 和歌山県立図書館(和歌山市)の一室に、約2万点の西洋音楽関連資料を誇るコレクション「南葵(なんき)音楽文庫」の閲覧室が併設されている。展示されているのは一部だが、コレクションの中核にはベルリオーズら著名作曲家の自筆譜、ジャン・ジャック・ルソーが書いた音楽事典の初版本など、希少な資料もある。大半は約1世紀前の大正から昭和初期にかけて集められた。

 これらは現在、複数の研究者によって調査・研究が進む。その一人で慶応大名誉教授の美山良夫さん(71)…

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