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韓国大統領

「半島非核化目指す」光復節、歴史問題触れず

韓国の文在寅大統領=AP

 【ソウル堀山明子】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は15日、日本の植民地支配からの解放を記念する「光復節」の記念式典で演説し、分断状況を乗り越え平和と繁栄に向けた「真の光復」が必要と強調。9月に平壌で行われる第3回南北首脳会談で「(4月に合意した)板門店(パンムンジョム)宣言履行を確認し、朝鮮半島の完全な非核化と(朝鮮戦争)終戦宣言と平和協定に行くための大胆な一歩を踏み出す」と決意を表明した。日本との歴史問題に関する言及はなかった。

     就任後、2度目となった光復節演説は、慰安婦や徴用工問題解決で日本に善処を促した昨年と違い、平和と南北繁栄に力点が置かれた。日韓関係について文氏は「安倍晋三首相と未来志向的に発展させ、東北アジアの平和繁栄のために緊密に協力する」と関係改善に前向きな考えを強調。「その協力は日朝関係の正常化につながる」と期待感を示した。

     また、文氏は米朝首脳会談に触れ、「北朝鮮の完全な非核化履行と、これに相応した米国の包括的措置が速やかに推進されるように願う」と述べ、トランプ米大統領と金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の双方に努力を促した。そのうえで「南北関係の発展は米朝関係の進展に付随してもたらされるものではなく、むしろ非核化を進める動力だ」と述べ、韓国が米朝間の「仲介役」を果たす意思を改めて示した。

     板門店宣言で合意した南北経済協力事業は、北朝鮮が非核化を進め、制裁が解除された後に本格化する見通し。文氏は「(南北)鉄道と道路の連結は年内着工が目標だ」と明言。「今後30年間で南北経済協力事業がもたらす経済効果は少なくとも170兆ウォン(約17兆円)にのぼるだろう」と楽観的見通しを示した。制裁解除への道筋には触れなかった。

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