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「新芸」とその時代

(45)ソ連の仕事Ⅷ 伝説のピアニスト・リヒテル③

飛行機嫌いのリヒテルだったが74年は日本航空機で来日。羽田空港で出迎えの人々ににこやかにあいさつした=写真右から2人目。4月17日付の毎日新聞の見出しは「リヒテル氏、空から来る」だった

日本に魅せられて

 1970年の初来日中、スヴャトスラフ・リヒテルは体調を崩し、5回の演奏会をキャンセルした。だが滞在期間を延長して3回の追加公演を行い、大阪万博や地方公演を含め計18回の演奏会を精力的にこなした。彼の「音楽をめぐる手帳」には、初日の演奏曲目とともに次のような記述が見られる。

 「演奏会はかなりの成功だった。これが日本での最初の演奏会だったのだ! 何もかもが目新しいことずくめ、慣れないことずくめで、非常な不安を覚えたが、それもほどなく消えてしまった。やがて滞在は興味尽きせぬものになり、私たちは奈良へ行き、万博にも行ったものだ……。以来しばしばこの国を訪れ、ここの生活のリズム、習慣、料理にすっかりなじんでしまった……わからないものだ!」(ブリューノ・モンサンジョン著、中地義和・鈴木圭介訳「リヒテル」)

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