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おいしい夏

ホワイトカレーで免疫整え

優しく深い味わいのヨーグルトホワイトカレー

 <くらしナビ ライフスタイル>

     うだるような暑さで食欲が落ちるこの季節こそ、スパイスの利いたカレーを食べたい。最近注目を集めているのが、白っぽい色でマイルドな味の「ホワイトカレー」だ。ヨーグルトを使えば夏バテ防止にもなるという。

     ●爽やかな味わい

     「カレー色じゃない不思議なカレー」「インスタ映えしないけど、おいしい」--。シチューのように白っぽい色をしたホワイトカレーがソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で話題だ。各地の専門店やレストランなどで新メニューが次々と誕生し、愛好者はじわじわと増えている。

     カレー関連商品の監修やメニュー開発などを手掛ける料理ユニット「東京カリ~番長」のリーダー、伊東盛(さかり)さん(49)に魅力を聞いた。「見た目にも新鮮で珍しい白い色、そして夏にぴったりの爽やかな味わい。一度食べたらクセになりますよ」

     白っぽいのは、カレー特有の黄色さを出すターメリックなど色の付くスパイスを極力使っていないから。発祥は諸説あるが、1990年代後半に北海道の専門店やレストランが提供し始めたという説が有力だ。2006年に大手食品メーカーがルーやレトルト食品、カップ麺などを販売して認知度を上げ、今年1月には牛丼チェーンが期間限定で提供した。ブームとまではいえないが一定の人気はある。

     ●ヨーグルトで酸味

     数あるカレーの中でも、伊東さんが食欲の落ちる夏に薦めたいのがヨーグルトホワイトカレーだ。ヨーグルトが白さと酸味を加え、味に深みと奥行きを与える。体の免疫機能が整って夏バテ防止につながり、スパイスで食欲も増進するという。

     早速食べてみたいが、取り扱う店はまだ少ない。家庭で作りやすいレシピを教えてもらった。「とにかく色が付かない手法を覚えれば誰でも作れます」

     意識して用意したいのは、白っぽい食材だ。ヨーグルトや牛乳、生クリームといった乳製品に加え、カリフラワーやカシューナッツがお薦め。タマネギは炒める際、少しずつ差し水をして焦げないように注意する。

     スパイス選びも重要だ。スパイスには原形のままのホールと、粉にひいたパウダーがあり、色が付きやすいのはパウダーだ。フライパンにホールスパイスを最初に入れ、じっくり炒めて香りをほのかに出すのがポイント。すぐに香りが出るパウダーは最後に混ぜ合わせる。

     今回のレシピは、やさしく深い味わいを意識した。辛さが物足りなければ、シシトウの代わりに青唐辛子を使う。タカノツメを増やしても白さはほとんど損なわれない。伊東さんは「白い食材を積極的に使い、オリジナルのレシピをどんどん開発してください」と話している。【矢澤秀範】

    どの世代にもお薦め

     料理研究家で管理栄養士の舘野真知子さんもホワイトカレーに注目している。主な材料は夏バテ対策にぴったりだという。

     発酵食品を使った料理を得意とする舘野さんがまず挙げるのが、ヨーグルト。エネルギー不足になりがちな夏に必要なたんぱく質やビタミンB群をバランス良く含んでいる。また、ふんだんに使われるスパイスは食欲を増進させ、胃腸の調子も整えてくれる。ヨーグルトの甘みはスパイスの味を引き立ててくれる。

     「食欲が落ちている夏場は豆腐、そうめん、アイスクリームなど白いものが欲しくなる。ホワイトカレーは視覚的にも軽やかだし、薬膳料理に欠かせない鶏肉も入っています」と舘野さん。辛さも控えめなので、どの世代にもお薦めできそうだ。


    ヨーグルトホワイトカレー

     《主な材料》(4人分)

    ▽鶏もも肉    500グラム

    ▽タマネギ    大1個(250グラム)

    ▽ヨーグルト   200グラム

    ▽シシトウ    2本

    ▽ニンニク    2片(10グラム)

    ▽ショウガ    1片(10グラム)

    ▽塩・砂糖    各小さじ1

    ▽油       大さじ3

    ▽カリフラワー  8房(100グラム程度)

    ▽カシューナッツ 30グラム(60粒程度)

    ▽牛乳      300cc

    ▽水       200cc

    ▽生クリーム   100cc

    ▽ホールスパイス(クミンシード小さじ1、シナモンスティック1本、カルダモン12粒、タカノツメ2本)

    ▽パウダースパイス(コリアンダー大さじ2、ガラムマサラ小さじ1/4)

    ▽ごはん     適量

    ▽パクチー    適宜

     《作り方》

    <1>鶏もも肉は皮を取り除き、食べやすい大きさに切る。カルダモンはつぶして割っておく。シナモンスティックは半分に折る。

    <2>カリフラワーナッツソースを作る。水と牛乳を鍋に入れ、粗みじん切りにしたカリフラワーとカシューナッツが軟らかくなるまで弱火で10~15分煮る。粗熱を取ってミキサーにかけ、なめらかなソースにする。

    <3>フライパンに油をひき、ホールスパイスを加え、ゆすりながら弱火で約1分炒める。みじん切りにしたタマネギとシシトウ、塩小さじ1/2を加え、タマネギが透明になるまで15~20分炒める。すりおろしたニンニクとショウガを加えて約5分炒める。火を止め、パウダースパイスを加えてしっかり混ぜ合わせる。

    <4>(3)に鶏肉、塩小さじ1/2、砂糖を加え、肉の表面に火が通るまで弱火で炒める。ヨーグルトを加えて混ぜる。

    <5>(2)と生クリームを加え、混ぜ合わせる。中火でいったん沸騰させ、弱火にして約20分煮込む。

    <6>ごはんとともに皿に盛り付け、好みで刻んだパクチーを添えていただく。

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