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地域への思い、結晶化 自然塩、移住者ら担い手 専売廃止20年

 離島や過疎地で、製法にこだわった塩作りが静かに広がっている。生産や流通を国が管理した塩の専売制が約20年前に廃止され、今や誰でも最寄りの海からいくらでも取り出せる。販路開拓の難しさもあるが、移住者らが担い手となり、自然の恵みを地域の力に生かそうと奮闘している。

 景観になじむ美術作品が各所に置かれ、現代アートの島と称される豊島(てしま)(香川県土庄(とのしょう)町)。面積約15平方キロの小さな島で昨年1月、東京から移り住んだ門脇湖(ひろし)さん(48)が「てしま天日塩ファーム」を開いた。

 木造温室の中の木箱に海水をため、天日でゆっくりと1カ月以上かけて水分を飛ばし、塩を結晶化していく。…

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