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詩歌の森へ

虚子の戦後俳句史=酒井佐忠

 たとえば加藤楸邨に中村草田男ら人間探求派と呼ばれる俳人から飯田蛇笏や金子兜太まで、戦後俳句を高浜虚子はどのように理解していたか。草田男や兜太などの個々の論争はあったが、虚子の視点で語られるものはほとんどない。だが、虚子による戦後俳句への鑑賞と批評が戦後73年たったいま明らかになった。筑紫磐井編著『虚子は戦後俳句をどう読んだか-埋もれていた「玉藻」研究座談会』(深夜叢書社)だ。

 虚子の次女、星野立子創刊の俳誌「玉藻」誌上に、1952年から7年余展開された「研究座談会」での虚子…

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