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余録

転倒しやすくなってはいないか…

 転倒しやすくなってはいないか。認知機能に衰えはないか。年を取れば、誰でも気になる。健康長寿社会の実現に向け、自己診断用チェックリストも開発されている。独自のチェック法を持つ方もおられるかもしれない▲「海で泳げれば体力は問題ない。ブリッジができれば頭も大丈夫だ」。二つの基準を挙げたのは中国の経済発展の礎を築いたトウ小平(とうしょうへい)氏だ。ブリッジは「トランプゲームの王様」とも呼ばれ、囲碁やチェスのように国際大会も開かれている▲トウ氏は70代で権力を握ると、「ブルジョア的」と禁じられていたブリッジを復活させ、ブリッジの国際団体から表彰も受けた。夏には河北省の海浜リゾート、北戴河(ほくたいが)で海水浴とブリッジを楽しむのが恒例だった▲インドネシアで始まったアジア大会ではブリッジが頭脳スポーツとして初めて正式競技に採用された。高齢者の出場も目立つ。日本代表の女性選手、中尾共栄(なかお・ともえ)さん(73)は他競技を含めた日本選手全体の最年長。地元インドネシアでは世界的富豪のバンバン・ハルトノ氏(78)の出場が大きな話題だ。マレーシア代表には81歳の女性選手もいる▲4人がテーブルを囲み、2人1組のペア同士が争う競技では場に出た札を正確に記憶することが求められる。ブリッジを楽しむシニア層は固有名詞を思い出す能力が高いという研究結果もあるそうだ▲今日から競技が始まる。人の名前を思い出せなくなることが増えた身としてはにわかに興味がわく。シニアの活躍に注目したい。

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