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ジャカルタ・アジア大会 競泳 池江璃花子(18) 2日間で3冠、伸び盛り

 <フィーチャーズ アジア大会2018>

     高校生のラストシーズンは右肩上がりの成長曲線を描いている。年明けから好調を維持してジャカルタに乗り込んだ。アジア大会は19日の女子400メートルリレー、20日の女子50メートルバタフライと女子100メートル自由形を制して2日間で3冠。21日は思い入れのある女子100メートルバタフライで過去に2人しか突入していない55秒台を目指す。

     今年に入って短水路(25メートル)を含め自由形とバタフライの短距離種目を中心に塗り替えた個人の日本記録は計17回を数える。「泳ぐのが楽しい」「どんどん自信が付いている」と充実している。100メートルバタフライは今季計4回、自身の記録を更新した。圧巻は今月11日に行われたパンパシフィック選手権。前半から五輪のメダリストらを圧倒して、今季の世界最高の56秒08で優勝した。

     2016年リオデジャネイロ五輪に出場し、飛躍を誓った昨季はほろ苦かった。昨年7月にブダペストで開かれた世界選手権で唯一個人で決勝種目に進んだ100メートルバタフライは6位に終わって、大粒の涙を流した。後半勝負に挑んだが、大差をつけられた。

     昨年末から課題の後半での持久力を身につけるため、海外合宿に積極的に参加して、泳ぎ込んだ。筋力トレーニングにも取り組み、身長170センチの体がたくましさを増した。

     目標を口に出すことで、その姿をイメージして体現することに幼少期から取り組んできた。幼児教室を主宰する母美由紀さんは子供たちに絵で目標を表現させる。池江はいつも表彰台の一番高い所に立つ自分の姿を描き、「五輪でメダル」と口にするようになった。レース前夜は布団に入り、自らの理想の姿を思い描き、眠りに就くのが習慣となった。4月の日本選手権では「出場4種目、すべてで日本記録更新」と宣言して、有言実行した。

     ジャカルタ到着後はのどを痛め、風邪気味の症状が続いた。選手村はシャワーから湯が出ず「寒くて鳥肌が立つほど」。整っていない環境に戸惑ったが、同部屋の仲間と携帯ゲームでリラックスして気持ちを切り替えた。

     女子100メートルバタフライは、55秒48の世界記録を持つサラ・ショーストロム(スウェーデン)と12年ロンドン五輪の覇者、デイナ・ボルマー(米国)の2人しか55秒台を達成していない。21日に向けて池江は「できるだけ速いタイムで泳ぎ金メダルを取りたい」と語る。残り最大5種目に出場する予定だ。目標とする最優秀選手賞(MVP)に向けても着実に進んでいる。【村上正】

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