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ロシア

マケドニアの国名変更に反対 反政府活動を支援か

マケドニアの国名を「北マケドニア」に変更することに抗議する集会の参加者=アテネで7月1日、AP

 【ウィーン三木幸治】マケドニアの国名を「北マケドニア」に変更することで合意したギリシャ、マケドニアに対し、ロシアが両国内の反対運動を支援している疑いが出ている。国名変更が正式に決まると、ロシアが反対するマケドニアの北大西洋条約機構(NATO)加盟が事実上決まるためだ。ギリシャは7月中旬、「工作活動に従事した」としてロシアの外交官を追放。ロシアも8月に入って報復措置を取るなど、緊張が高まっている。

     ギリシャメディアによると、ロシア外交官はギリシャの自治体職員らに金を配り、国名変更に反対するデモや集会に対するサポートを要請した疑いが持たれている。国名変更が合意された6月12日以降、ギリシャでは大規模な反政府デモが頻発している。

     一方、マケドニアのザエフ首相も7月、ギリシャ系ロシア人の実業家がマケドニアの反政府グループに資金援助し、「暴力的な活動を依頼している」と述べた。6月の反政府デモで当局が拘束した活動家数人が、資金援助を認めたという。

     ロシアはいずれも関与を否定。今月に入り、ギリシャの外交官を追放する報復措置を取った。

     マケドニアのNATO加盟はこれまでギリシャの反対で進まなかったが、国名変更の合意で障害がなくなった。そのため、NATOは7月の首脳会議で、国名変更後にマケドニアの加盟交渉を進めることを決めた。

     これに強く反対するのがロシアだ。バルカン半島ではモンテネグロが2017年にNATOに加盟しており、マケドニアが加盟すると、欧米の影響力がさらに増すことになる。国名変更は米国などが支持しており、ロシアは「NATOが(バルカン半島を)コントロールしようとしている」と非難する。

     ただ、国名変更にはまだ複数のハードルがある。マケドニアは9月30日に国名変更の是非を問う国民投票を実施し、国民の支持を得た上で議会で憲法改正を行う必要がある。ギリシャも議会で国名変更を承認しなければならない。外交筋は、今後もロシアの「工作活動」は続く可能性があるとみている。

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