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北朝鮮

終戦宣言優先 トランプ氏、再会談を示唆

ロイター通信のインタビューに答えるトランプ米大統領=ワシントンのホワイトハウスで2018年8月20日、ロイター

 【ワシントン渋江千春】トランプ米大統領は20日、ロイター通信のインタビューに応じ、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との2回目の首脳会談について「可能性が高い」と述べた。一方の北朝鮮は、朝鮮戦争の終結宣言を優先しなければこれ以上の非核化措置はとれないと主張しており、非核化について進展を求める米国との立場の違いが小さくなっているか明らかになっていない。

     トランプ氏はインタビューで「私は(北朝鮮の)核実験やミサイル発射実験も止めた。日本は感激している」と自画自賛した。また、金委員長との関係について「私は彼が好きだ。彼も私が好きだ。非常に良い個人的関係がある」と強調した。その上で、焦点となる非核化について、北朝鮮が「(具体的な措置を)取っていると確信している」と述べた。

     一方の北朝鮮は21日、祖国平和統一委員会のウェブサイト「わが民族同士」で、朝鮮戦争の終結宣言について「朝鮮半島の緊張緩和と恒久平和体制の構築のために先決すべき課題だ」と、改めて最優先すべきだとの立場を示した。同ウェブサイトは15日には「米国が我々の行動に応えて、終結宣言の採択と平和体制構築といった初歩的な信頼を見せてこそ、朝鮮半島の非核化に向けた対話が前進できるというのは、あまりにも自明だ」と主張した上で、「米国が終結宣言採択をはじめ段階的で同時的な行動措置を通じて相互信頼を実際に示さない限り、非核化問題でこれ以上の進展は期待できない」と主張していた。

     6月12日にシンガポールで開かれた米朝首脳会談で、北朝鮮は「朝鮮半島の完全な非核化」に向けて努力すると約束した。しかし、その後、米朝間では非核化に関して目立った進展が見られない。

     北朝鮮は首脳会談前、北東部豊渓里(プンゲリ)の核実験場の坑道を爆破して自ら「不可逆的な廃棄措置」と高く評価。拘束していた米国人3人を解放するなど先行措置を取ってきたと主張しており、これに見合う行動として、米国に終結宣言の採択を要求しているとみられる。

     一方、米国はポンペオ国務長官が7月の議会公聴会で、北朝鮮が核物質生産を継続していると証言。北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)開発も続けていると情報機関が分析しているとの報道もある。北朝鮮の非核化に対する「本気度」に懐疑的な見方が広がるなか、まずは非核化についてさらなる措置を求めているとみられる。

     トランプ氏は20日のインタビューで、2回目の首脳会談の開催時期や場所については明言を避けた。

     米朝関係をめぐっては、ポンペオ氏が近く訪朝するとみられる。ただ、前回(7月)訪朝時は金委員長との会談が実現せず、北朝鮮側がポンペオ氏の交渉態度を「遺憾」とし、訪朝の成果が疑問視されてきた経緯がある。今回は双方がどこまで歩み寄れるか、当局者の間で調整が続いている。

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