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北陸電力

作業中の宙づり事故を疑似体験 石川で研修会

高所から誤って宙づりになった状態の疑似体験。安全帯をつけているため落下を免れている=石川県小松市の北陸電力小松支店で2018年8月22日、久木田照子撮影

 配電工事など作業中の事故を防ごうと、事故を疑似体験して学ぶ北陸電力の研修会が22日、同社小松支店(石川県小松市)であった。同社と関連会社の社員ら53人が、電柱から落ちて宙づりになった状態などを体験し、次の仕事に向けて気を引き締めた。

     同支店は2012年度から年に1回、研修会を開催。作業中の事故では、電柱からの落下などが多い点に着目し、体験メニューを組んでいる。事故で体が受ける衝撃や、地面に落ちないよう電柱などに体を固定する安全帯の大切さなどを実感し、「何がどれほど危険か」を感じてもらうという。

     この日は最初に教材DVDを見た後、高さ約1メートルからあおむけの姿勢でマット上に墜落▽ヘルメットをかぶった頭上に鉄ボルト(長さ約12センチ)が落下▽計器の取り換え工事中にショートが起き、火花が散る--などの五つの体験をした。

     高さ約1メートルで宙づりになる体験では、地面への落下を防ぐ安全帯を、腰の正しい位置に着けた場合と誤って腹に着けた場合の違いを体験。同社社員の小熊恭平さん(24)は「腹に着けると痛みもある。正しい安全対策が必要だと再認識できた。研修後すぐに行う作業でもしっかりと対策をしたい」と話した。【久木田照子】

    ヘルメット不可欠 記者も学ぶ

     記者も体験させてもらった。背中からマットに倒れ込む「墜落」では、自分の体重によって落下の衝撃が増すことを実感。「頭への落下物」は想像よりも衝撃が大きく、頭を守るのにヘルメットが不可欠だと知った。また、一般家庭用の電圧よりも低い30ボルトの感電実験では、「しびれを感じる」と事前に知らされても、思わず「ぎゃっ」と声が出た。事故の衝撃を知ることは、作業者自身だけでなく周辺の人を守る訓練にもなると身をもって感じた。

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