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三重・名張

廃校利用しワイン造り 高まる期待

 ブドウ生産が盛んな三重県名張市で、廃校となった小学校を活用したワイナリー「國津果實酒醸造所」がオープン、8月末に醸造を始める。子どもたちが巣立った学びやから、香り豊かなワインの出荷を目指す。新たな特産品にしようと、地元の期待も高まっている。

     同市出身の中子具紀さん(34)が醸造を担当、父親の統雄さん(76)が社長を務める。中子さんは2010年からフランスやスペインで修業を積み、帰国後の12年、滋賀県のワイナリーに就職。天然酵母を使ったオリジナルブランドの設立に関わった。

     帰国当初から「故郷の畑で育てたブドウでワインを造りたい」との思いがあり、15年に退社した。父親が副会頭を務める地元商工会議所からの誘いも、中子さんを後押しした。

     かつての放送室でブドウを房のまま破砕機にかけ、軸を取り除く。職員室のたるに果実を移し、重みを利用して果汁を出す。発酵させた後、密閉タンクに移し替え、校長室で3カ月~2年寝かせてワインが出来上がる工程だ。

     通常ワイン造りには醸造用ブドウを使うが、名張には醸造用を栽培する農家がなく、中子さんが生産を始めたばかり。ワイナリー開始時は山形産の醸造用で賄う。「将来的には自分で育てたブドウと名張の食用ブドウを使いたい。地元農家と一緒にワインを造るのが目標」と中子さん。

     商工会議所もワインプロジェクト推進を掲げ、醸造所を支援する構えだ。「水のような喉ごしで、気付けば瓶が空になるワインを造りたい」。中子さんの夢は広がる。(共同)

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