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天皇杯

移籍の横浜・久保 落ち着き払ってアシスト

 出場機会を求め、今月16日にFC東京から横浜マに移籍した17歳のFW久保がトップ下で先発。「最後の部分で力になりたい」との言葉通り、冷静なプレーで反撃のゴールをアシストした。

     1点を追う前半40分。自身が蹴った右CKから再びボールを受け、ワンタッチでゴール手前に左足でふわりと放り込む。後ろからのボールをDF畠中が巧みな右足ボレーで決めると、両腕を上げて駆け寄った。好機でも憎らしいほど落ち着き払ったプレーでさばく久保が、無邪気に抱き合って見せた満面の笑み。ようやく少年らしさをのぞかせた。

     バルセロナの下部組織で育った俊英。昨年プロ入りしたばかりの高校生が、移籍直後に天皇杯16強で先発起用されたのは非凡な才能の証明だ。一方で、期待値が高いからこそ実績以上の注目度を集め、もっとできるのではという視線が注がれるのも事実。「プレッシャーを感じながら、それをマイナスにするかプラスにするかは自分次第」。久保は戦っている。

     試合は点の奪い合いとなり、打ち負けた。リーグ戦も15位と苦しい戦いが続くチームの起爆剤になれるか。今後も出場機会を得て結果を残し、自らの力を証明していけるか。どちらも、さらなる成長にかかっている。【大島祥平】

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