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京都・大徳寺

遊び心でふすま絵新調 400年ぶり

披露された山賀博之さん(中央)のふすま絵「かろうじて生きている」=京都市北区の大徳寺真珠庵で2018年8月23日午後1時59分、川平愛撮影
大徳寺真珠庵のふすま絵を描いた北見けんいちさん=京都市北区の大徳寺で2018年6月10日、三村政司撮影

一休さん開祖・真珠庵

 京都・大徳寺の塔頭(たっちゅう)・真珠庵(京都市北区)が、江戸前期に建てられた方丈(本堂、重要文化財)のふすま絵を400年ぶりに新調し、23日に報道公開した。「釣りバカ日誌」で知られる漫画家の北見けんいちさん(77)ら現代作家6人が計45面を仕上げた。9月から公開される。【南陽子】

 真珠庵は「一休さん」こと一休禅師が開祖。ふすま絵は絵師の曽我蛇足(だそく)と長谷川等伯の作とされ、いずれも重要文化財だが、修復事業を機に、住職の山田宗正(そうしょう)和尚(63)が東京で開く座禅会で知り合った作家らに新作を依頼。昨年1月から制作が進められていた。

 正面中央の間に収める16面を担当した北見さんは「楽園」を画題に、鹿児島県・与論島にある別荘での宴会の様子を黒いペンと日本画の顔料で描いた。釣りバカの主人公「ハマちゃん」や、師匠の故・赤塚不二夫さんらも登場。「和尚は一休みたいな心の広い人。普通のお寺なら描かせてもらえない」と供養の気持ちと感謝を込めた。

 山田和尚は「今後100年、200年と世代を超えて楽しんでいただける」と話す。

 ゲーム「ファイナルファンタジー」(12、13、15)のアートディレクターを務めた上国料(かみこくりょう)勇さん(48)は金箔(きんぱく)も用いて観音菩薩(ぼさつ)や風神雷神がいる浄土を描いた。

 アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」で知られるアニメ制作会社「ガイナックス」の社長でアニメ映画監督の山賀博之さん(56)は生死が隣り合う世界を墨で表現した。

 公開は9月1日から12月16日まで(10月19~21日を除く)。大人1200円の拝観料は、重文のふすま絵の修復費に充てる。京都春秋(075・231・7015)。

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