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アフガン

タリバン、モスクワの和平促進国際会合に参加へ

 【ニューデリー松井聡】内戦が続くアフガニスタンの旧支配勢力タリバンが、9月4日にモスクワで開催されるロシア政府主催のアフガンの和平を促す国際会合に参加する。タリバンのムジャヒド報道官が22日、毎日新聞に明らかにした。タリバンが国際会議に参加するのは極めて異例。米国との交渉を見据え、国際社会の支援を取り付けたいタリバンと、アフガン和平で主導権を握りたいロシアとの思惑が一致した格好だ。

     ムジャヒド氏によると、会合には中東カタールの首都ドーハにある政治事務所トップのスタネクザイ氏率いる代表団が出席する。会合は昨年に続き2回目だが、タリバンの出席は初めて。中国、パキスタン、イラン、中央アジア5カ国なども参加する見通し。

     一方、地元メディアによると、アフガン外務省は22日、会合に出席しない方針を示した。アフガン政府の後ろ盾の米国も昨年に続き欠席する見通し。米国は対立するロシア主導のアフガン和平の動きを警戒しており、アフガン政府もその意向をくんだとみられる。

     トランプ米政権は一向に改善しないアフガン情勢を打開し、タリバンにアフガン政府との和平交渉を促すため、7月に初めてタリバンとの直接会談に踏み切った。その後もポンペオ米国務長官らが、タリバンに影響力を持つカタールなどにタリバンとの交渉進展への協力を働きかけている。

     タリバンは8月にウズベキスタンとインドネシアを公式訪問し、国際社会と協調する姿勢をアピール。一方で今月に入り、アフガン政府や駐留外国部隊への攻撃も強化している。21日からの「イード」(イスラム教の祝祭)に合わせたアフガン政府の停戦提案も拒否した。米国との交渉を優位に進めるため、力を誇示する狙いがあるとみられる。

     ロシアは元々、1979年のアフガン侵攻で旧ソ連が戦ったムジャヒディン(イスラム聖戦士)から派生したタリバンとの関係は良くなかった。だが近年、急速にタリバンとの関係を強化。アフガンが過激派組織「イスラム国」(IS)の拠点となることへの懸念に加え、対立する米国へのけん制の意味合いもあるようだ。

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