メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

南ア

土地改革巡るトランプ氏のツイートに政府反発

トランプ米大統領のツイッタ-への投稿

 【ヨハネスブルク小泉大士】南アフリカのラマポーザ大統領が土地改革を進める方針を示したことについて、トランプ米大統領は22日、「南アの土地収用と農民の大規模な殺害を調査するようポンペオ国務長官に指示した」とツイートした。土地改革はアパルトヘイト(人種隔離)時代の負の遺産を引きずるデリケートな問題だけに、南ア政府は23日、ツイッターで「植民地支配を思い起こさせる偏狭な認識を断固否定する」と反発した。

 南アの与党アフリカ民族会議(ANC)は1994年の民主化後に土地改革として、少数派の白人が所有する土地を黒人に再分配する政策を始めた。ただ土地は政府が白人からいったん買い上げているため、実際に所有権を移転できた土地は全体の1割にすぎない。

 ラマポーザ氏は土地改革促進のため先月31日、白人農場主らの土地を補償なしに収用することが可能になるよう、憲法条項改正に取り組む方針を発表。総選挙を来年に控える中、国内世論向けの意味合いもあった発言で、現時点で土地の強制収用は始まっておらず、具体的にどう行うかも未定だ。南アの農家団体によれば、白人農家に対する襲撃が急増したという事実もない。

 だが、米保守系のFOXニュースは、南アの歴史的な経緯を踏まえずにラマポーザ氏を「人種差別主義者」と決めつけ、同氏を称賛したオバマ前米大統領を批判する内容を報道。トランプ氏はこの報道に反応したとみられ、「南ア政府は白人農家から土地を奪っている」とも書き込んだ。

 隣国ジンバブエでは2000年以降、白人から土地を強制収用して黒人に無計画に分配した結果、農地が荒廃し経済も崩壊。南アでも財界などから「二の舞い」を懸念する声が出ており、ラマポーザ氏は土地改革について「経済や農業に悪影響を与えないようにする」と強調している。

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 沖縄読谷 米兵、酔って民家侵入 高2長女、妹抱え逃げる
  2. ORICON NEWS えなりかずき、北川景子と夫婦役で初共演 結婚式写真は「家宝に」
  3. 覚醒剤 使用容疑で元うたのお兄さんを逮捕
  4. 自民総裁選 伸びぬ党員票「打ち上げではない。反省会だ」
  5. JR 春日駅ホームで点字誤表示 点字図書館の最寄り駅

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです