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アジア大会

池江璃花子、日本勢初の6冠! 大会最多メダル8個「力出し切れた」(スポニチ)

アジア大会競泳女子50メートル自由形決勝、今大会6個目の金メダルを獲得しガッツポーズする池江(撮影・小海途 良幹)=スポニチ提供

ジャカルタ・アジア大会第7日(2018年8月24日)

 名実ともに最強アジア女王に君臨した。競泳女子50メートル自由形決勝で池江璃花子(18=ルネサンス)が24秒53の大会新記録で6冠目を獲得。この金メダルで70年バンコク大会と74年テヘラン大会の競泳女子の西側よしみの5個を超えて、日本勢の1大会最多金メダル数を更新。また銀、銅も含めたメダル8個はアジア大会最多記録に並んだ。

     泳ぐごとに想像の上をいく。「男子三日会わざれば刮目(かつもく)して見よ」ではないが、18歳の女子高生が、わずか一晩で昨日の自分を超えていく。そんな衝撃を与える池江が前人未到の1大会6冠を達成。日本人最多記録を更新し、璃花子スマイル全開だ。

     「負けてたまるかという気持ちで泳いでいた。6冠を達成できて凄くうれしい。タイムは良くないが、最後の力を出し切れた」

     快挙への最大のライバルは中国の美人スイマー、劉湘(21)だった。劉湘は21日に専門外の50メートル背泳ぎで世界新記録をマークした。池江自身もバタフライというもう一つの武器があるが、本来は自由形が主戦場。非五輪種目ながら、目の前で世界記録を出され、「私も自由形の選手なのに…負けたら悔しい。意地でも勝ちたい」と闘志が点火した。最初から隣の劉湘は見ずに自分の水泳に集中。「タッチまで絶対に負けないくらい意地を見せられた」。そんな最強スイマーも客席に母美由紀さんらを見つけると大粒の涙を流した。それほど、全身全霊で臨んだ大会だった。

     体力、メンタルとも疲労がピークになる最終日でも体は動いた。前夜の400メートルメドレーリレーを女子一丸となって優勝をつかみ、むしろ気力はみなぎった。「金メダルのおかげで気持ちも楽になりました」と「金」の力は絶大だった。

     それだけではない、今季2度の高地合宿を含め4度の海外合宿を行って体をいじめ抜いた。6月には9日間で3大会を回る欧州グランプリ中でも意識高く筋トレを行った。連戦に耐える基礎を築いた結果が夏に開花した。2017年世界選手権では一度も表彰台に乗れず、目を泣き腫らした。度重なるケガに「自信がない」と漏らしていた弱さを、男子並みの練習量で克服した。

     金メダル6個で西側よしみの日本人最多金メダル記録を塗り替え、8個のメダルで大会最多記録に並ぶ偉業を達成した。「これを来年の世界選手権、そして東京五輪にどうつなげるかが鍵になる」。競泳ニッポンの旗振り役としてアジア大会をこれ以上ない好結果で締めくくり、次なる目標、2年後の本番に照準を合わせる。

     ▽アジア大会の1大会最多メダル 池江が8個目のメダルを獲得し、1982年インド・ニューデリー大会に出場した射撃の北朝鮮選手が獲得した8個(金7、銀1)に並んで大会最多記録となった。日本選手では14年仁川大会の萩野公介が7個(金4、銀1、銅2)を獲得している。(スポニチ)

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