福島第1原発事故 避難生活で生まれた「段ボールアート」 郡山で遠藤さん作品展 /福島
鮮やかな中に古里、つらい思いも
東日本大震災と福島第1原発事故による避難所での生活がきっかけで生まれた「段ボールアート」の作品展が郡山市役所で開かれている。作者は富岡町から避難し、市内の災害公営住宅に暮らす遠藤昭三さん(62)。「震災と原発事故を忘れず、防災意識を持ち続けてほしい」と願い、鮮やかな色彩の中に失われた古里の風景や避難生活の記憶を織り込んでいる。【笹子靖】
2011年3月11日の震災発生時、遠藤さんは富岡町内の海岸近くにいたが、すぐに車で自宅に戻り、その…
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