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水難救助用のドローンを手にする香川高専の学生=香川県三豊市で、岩崎邦宏撮影

 香川高専詫間キャンパス(香川県三豊市)の学生らが、水難救助に使用するドローンを開発した。おぼれている人の上空からペットボトルをつなげた「浮輪」を投下する仕組み。今年1月には民間の技術やアイデアの実現を後押しする内閣府の事業にも認定され、学生は「災害現場で役に立てば」と、実用化へ研究を続けている。【岩崎邦宏】

     開発したのは香川高専電子システム工学科の三崎幸典教授のグループと、ドローンの販売や教習を手掛ける「空撮技研」(観音寺市)。四隅に計8本の空のペットボトル(1.5リットル)を取り付けたドローンを要救助者の上まで飛ばし、ゴムの動力で低空から発射して投下する。それぞれのペットボトルはロープで結ばれ、要救助者を囲うようにして浮輪代わりに使う。

     グループによると、この「ペットボトル浮輪」で、衣服を身に着けた成人男性が沈まないほどの浮力が確保できるという。船や陸から浮輪を投げた場合に比べて風の影響を受けにくく、要救助者に届きやすい利点もある。

     ドローンは重量が軽いほど飛行距離が伸びるため、グループはフレームにカーボン素材を採用したり、部品を樹脂製にしたりと改良を重ねた。映像が送信できるカメラ付きの1メートル四方のタイプ(重さ7・9キロ)と、小型にした80センチ四方のタイプ(同4・9キロ)を作った。共に飛行距離は2~4キロ程度という。

     開発したドローンは、水難救助や火山での捜索活動などに生かせる技術を対象とした内閣府の「オープンイノベーションチャレンジ2017」に認定された。今後は強風にさらされても安定飛行できるよう、機体の安定性などをさらに高める。

     グループメンバーで電子システム工学科5年の白井孝典さん(20)は「災害現場で役に立つよう更に改良を重ねたい」と話す。三崎教授は「防水性や耐風性を高めたい」と意気込んでいる。

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