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アジア大会

中国と同じ金19個 日本競泳「実りあった」

 24日に全競技日程を終えた日本競泳陣はアジアの強敵、中国と金メダル数は同じ19個で、メダル総数は2個上回る52個(金19、銀20、銅13)だった。金メダル数は1998年バンコク大会以来となる対中国の勝ち越しとまではならなかったが、奥野景介ヘッドコーチは「若手からベテランまで高いレベルで泳ぎ、中国を相手に良いレースができた。実りのある大会だった」と総括した。

     これまで中国に苦しめられてきた女子は金メダル数で中国を3個上回った。6冠を達成した池江璃花子(ルネサンス)だけでなく若手からベテランまでが融合した。日本競泳陣最年少の17歳、酒井夏海(スウィン南越谷)は優勝した100メートル背泳ぎで、今月のパンパシフィック選手権に続き高校新の59秒27をマーク。日本新記録が出た女子400メートルメドレーリレーの第1泳者として流れをつくった。

     また、2012年ロンドン五輪で3個のメダルを獲得した27歳の鈴木聡美(ミキハウス)は50メートルと100メートルの平泳ぎ2冠を達成。女子メドレーリレーでも後続の中国に大きく差を広げて金メダルに貢献し「復活できたレースだった」と自信をみなぎらせた。

     中国は女子200メートル自由形で16歳の李氷潔が優勝したことが象徴するように、今大会は世代交代期を迎えている。奥野ヘッドコーチは「1、2年したら脅威になるなと思う選手が多かった」という。

     男子では2年後の東京五輪を見据えレースを展開した小関也朱篤(ミキハウス)と瀬戸大也(ANA)が好調だった。前半から積極的なレースを仕掛けた小関が平泳ぎ3冠を達成した。瀬戸も同様に、メイン種目とする400メートル個人メドレーで前半の目標タイムを設け、後半にどれだけ粘れるかに挑戦し、ライバルの萩野公介(ブリヂストン)を破り優勝した。

     一方、萩野は16年リオデジャネイロ五輪で銀メダルを獲得した200メートル個人メドレーで先行してレースを引っ張ったが、最終の自由形で汪順(中国)に逆転を許した。リオ五輪後に右肘を手術して以降、不調に悩む自由形が今大会も勝負の分かれ目となった。前回大会4冠の萩野の金メダルは800メートルリレーの1個に終わった。

     また、パンパシから中6日の過密日程により体調を崩したり、疲労が抜けず苦しんだりする選手も少なくなかった。最終日、優勝を狙った女子200メートル個人メドレーで2位だった大橋悠依(イトマン東進)は「疲れもあり、うまく状態を上げられなかった」と声を落とした。

     パンパシ、アジア大会は計10日間の日程で、東京五輪も同様の期間が見込まれている。夏場のコンディションの維持が課題として見つかったのは大きかった。【村上正】

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