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Suka!ジャカルタ

アジア大会 陸上女子1万メートル=インド サンジバニ・ジャドハブ(22) 「ダイヤの原石」

陸上女子1万メートルで9位に入ったインドのサンジバニ・ジャドハブ=ジャカルタで2018年8月25日、徳野仁子撮影

 フィニッシュすると、トラックにたまらず倒れ込んだ。記録は1位に1分以上引き離された33分13秒06の9位。「残り10周(4000メートル)を切ってから、ハイペースになって引き離されてしまった」。息を整え、淡々とレースを振り返った。

     世界2位の人口13億人以上が暮らす大国インドだが、夏季五輪のメダル獲得数はこれまで計28個で、1大会では2012年ロンドン五輪の6個(銀2、銅4)が最多だ。政府は14年に「五輪表彰台目標計画(TOPS)」を策定した。

     陸上、ボクシング、バドミントン、射撃など非五輪競技も含め17競技とパラリンピック競技から「ダイヤの原石」の将来有望な若手選手を選ぶ。優秀な指導陣やスタッフ、用具を提供しながら国際大会に出場させて強化を図る。インド国内では上級エンジニアの月額給与に相当するという月額5万ルピー(約8万円)を奨励金で受け取る。

     TOPSの選抜者は200人近いが、サポートの対象期限は今回のアジア大会から20年東京五輪までと選手によって異なる。成長度合いや成績によって、選抜の延長や除外を決める。彼女は現段階でアジア大会までのサポートは決まっている。

     レスラーだった祖父の影響でレスリングに興味を持っていたが、周囲の勧めで陸上に転向した。本格的に競技に打ち込み始めたのは6年前から。記録を伸ばし、今では「走ることが自分にとって自然なこと」。昨年のアジア選手権では、5000メートルで3位に入り込んだ。

     東京五輪でメダル獲得が期待されていることはもちろん分かっているが、今のままではその目標が厳しいことも肌で感じている。「スタミナとスピード。もっと鍛え上げていかないとだめ」。課題が明確だからこそ即座に答える。国策強化に乗り出した大国インドは2年後、旋風を起こすだろうか。【倉沢仁志】


     「SUKA」はインドネシア語で「いいね」という意味です。

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