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日本茶

欧米へ販路拡大を モロッコで合弁会社設立

丸善製茶の古橋さん(右)とSARL社のアミン社長=モロッコで2018年3月、丸善製茶提供

 茶製造販売会社、丸善製茶(静岡市駿河区)が、日本茶ブームに沸く欧米への販路拡大を目指し、北アフリカのモロッコに現地企業との合弁会社を設立した。日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、茶関連でモロッコに進出する日本企業は初めて。欧州に近いモロッコは、ケニアなどアフリカ大陸の産地だけでなく世界各国から茶が運ばれる“茶の集積地”とされ、新会社は日本から輸出した茶を現地の工場で仕上げて輸出するという。【古川幸奈】

     社名は「MARUZEN TEA MOROCCO(SARL)」(マルゼン・ティー・モロッコ)。モロッコの製茶大手SITI(シティ)を傘下に持つマネジメント・アンド・アドバイザリー・カンパニー(SARL)などと今年6月に設立した。丸善製茶は20%を出資した。

     丸善製茶は、タイにも合弁企業を持っており、その縁で昨年2月ごろ、新会社設立が浮上したという。現在は加工工場を準備中で、11月ごろには試験的な稼働を始められる予定という。SITIの多様な販路を生かし、静岡茶などの輸出を拡大したい考えで、代表取締役の古橋克俊さん(42)は「世界では、日本が茶の名産地だと知る人は意外と多くない。モロッコへの進出で日本茶の知名度を上げたい」と話す。

     この取り組みは、県の「県産品海外販路拡大チャレンジ事業」にも採択された。ジェトロの担当者は「日本企業のモロッコ進出はここ数年で、より増加している。これをきっかけにさらに弾みがつけば」とする。

     財務省によると、昨年の日本の緑茶輸出額は過去最高の約143億5700万円に達した。古橋さんは「モロッコには世界中からバイヤーが来る。海外での取引は信用力が鍵になるが、CITIは大手との信頼関係も築いている。大いに期待できる」としている。

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