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北海道マラソン

トラックの女王、終盤一人旅 鈴木V

優勝し笑顔を見せる鈴木亜由子=札幌市中央区で2018年8月26日、貝塚太一撮影

 トラックの女王は42.195キロの壁も乗り越えた。初マラソンで優勝を飾った女子の鈴木は「トラックとは違う達成感があった」と安堵(あんど)感をにじませた。

     気温25度前後の暑さが続いたレース。序盤から谷本がペースメーカーを差し置いて独走したが、鈴木は冷静さを保って力をためた。30キロ手前で脇腹に痛みを覚えたものの、涼しい顔でピッチを上げ、33キロ手前で谷本を抜き去り先頭へ。あとは一人旅で、両手を広げてフィニッシュした。タイムも前半より後半が1分近く早く、スタミナの不安を感じさせなかった。

     2016年リオデジャネイロ五輪と15、17年世界選手権でトラックの長距離代表になるなど、近年の日本女子をけん引してきた。一方で、今回の調整は順調ではなかった。右足底などに違和感があり、マラソン用の走り込みで疲労もたまり、練習強度を落とす時期もあった。ただ、所属先の高橋昌彦監督が出場の再考を提案しても「どうしても出たい」と言い張った。東京五輪を見据え、次の冬が初マラソンになるとチャンスが限定されるためだ。レースでも「ラスト10キロでマラソン特有の苦しさを感じた」と言うが、すべて地力の高さでカバーした。

     「今日が第一歩」と話す鈴木に対し、日本陸上競技連盟の山下佐知子・五輪強化コーチも「(東京五輪の)メダル候補と考えている」と実力を高く評価する。20年のマラソン代表に有力候補が名乗りを上げた。【新井隆一】

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