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アジア大会

三つどもえの争いから独走へ マラソン野上銀

2位でフィニッシュし日の丸を広げ、観客の声援に応える野上恵子=ジャカルタで2018年8月26日、宮間俊樹撮影

 ジャカルタ・アジア大会は第9日の26日、陸上の女子マラソンがあり、野上恵子(十八銀行)が2時間36分27秒で銀メダルを獲得した。昨年の世界選手権を制したローズ・チェリモ(バーレーン)が25キロ過ぎで抜け出して独走し、2時間34分51秒で優勝した。日本は前回の仁川(韓国)大会の木崎良子(ダイハツ)の銀メダルに続き、2大会連続のメダルを獲得した。

     「粘り強さ」が身上の32歳のベテランが気温29度、湿度72%(フィニッシュ時)の厳しい条件で奮闘した。2020年東京五輪へ存在感を示し「目指してきたメダルを取ることができてほっとした。本当にうれしい」と満面の笑みだった。

     25キロ過ぎでチェリモのペースアップに気づくのが遅れて対応できず、引き離された。その時点で北朝鮮のキム・ヘソン、韓国の崔瓊善(チェ・ギョンソン)との三つどもえ。照りつける強い日差しを受けながら銀メダルへの耐久戦が始まった。

     30キロの給水所ではサポート役を務めていた男子マラソンで金メダルの井上大仁(MHPS)から「後は気持ちです」と激励された。野上は「絶対にメダルを取る。自分で引っ張った方が走りやすい」と積極的に前を走った。38キロ付近で崔瓊善を振るい落とす。40キロ付近で帽子とサングラスを外して気持ちを切り替えると、キム・ヘソンを突き放した。最後の2.195キロは優勝したチェリモを23秒上回る参加選手最速の7分21秒で駆け抜けた。

     しかし、チェリモとは競り合えず、1分36秒差を付けられたのも事実だ。野上は「まだまだ銀メダル。課題はたくさんある」と悔しさもにじませる。

     今後の目標は来年9月の東京五輪代表選考会とその先にある五輪本番だ。今回は特別な暑さ対策をしていないため「今日よりも暑さは過酷になる。何らかの対策を考えないといけない」と野上は言う。競技生活の終盤に巡ってきた五輪挑戦のチャンス。銀メダルの喜びと、悔しさも糧にする。【小林悠太】

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