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 少し引いた視点で物語を構成するうまさは、さながら「現代の清少納言」--。漫画家さくらももこさんは、そのほんわかとした画風、思い出し笑いを誘うようなセンスが光る、表現力豊かな作家だった。

 1986年に連載が始まった「ちびまる子ちゃん」の主人公まる子は、朝寝坊で忘れ物が多く、怠け者でお調子者。その姿は「休み時間や放課後に、友達と遊ぶのが大好きだった」という、さくらさんそのものだ。彼女の才能が花開くきっかけとなったのは、物の見方や文章力だった。

 さくらさんは高校生の頃から少女漫画誌に恋愛漫画の投稿をしていたが、評価を得られなかった。そんな中、…

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