メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

平和をたずねて

軍国写影 反復された戦争/79 「不可抗力論」渦巻く非難=広岩近広

 原敬内閣と軍部は尼港(にこう)事件を奇貨として、北サハリン(樺太)を軍事占領した。一方で、尼港事件は原首相を直撃する。政権与党・政友会の集会で述べた「不可抗力」発言が引き金になった。東京朝日新聞は<原内閣の運命>と題して指摘している。

 <政府は決して尼港の救援を怠りたるに非(あら)ず、人事を尽くして尚且(なおかつ)及ばなかったのだと弁明して居る。そんなら不可抗力と同じではないかと反問すれば、マーそんなものだが不可抗力と云(い)ふ言葉が良くないと云ふような不徹底極まることで、お茶を濁そうとして居る。(中略)如何(いか)に政府が百方弁疏(べんそ)に努めても斯(か)かる前代未聞の大事件に対し、責任を負ふものが無いと云ふ事は想像し得られぬ奇怪事である。世論の憤激は正に理の当然である>(1920年6月23日)

 また7月1日に開かれた議会では野党・憲政会の衆議院議員、永井柳太郎がシベリア出兵の失政を問うている…

この記事は有料記事です。

残り829文字(全文1234文字)

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 新潮45 杉田氏擁護特集で社長コメント「常識逸脱した」
  2. 沖縄読谷 米兵、酔って民家侵入 高2長女、妹抱え逃げる
  3. 新潮45 杉田水脈議員擁護の特集 批判は「見当はずれ」
  4. 新潮45 最新号特集に批判拡大 「社内造反」に応援次々
  5. 自民総裁選 カツカレー「食い逃げ」議員は? 安倍陣営

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです