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平和をたずねて

軍国写影 反復された戦争/79 「不可抗力論」渦巻く非難=広岩近広

 原敬内閣と軍部は尼港(にこう)事件を奇貨として、北サハリン(樺太)を軍事占領した。一方で、尼港事件は原首相を直撃する。政権与党・政友会の集会で述べた「不可抗力」発言が引き金になった。東京朝日新聞は<原内閣の運命>と題して指摘している。

 <政府は決して尼港の救援を怠りたるに非(あら)ず、人事を尽くして尚且(なおかつ)及ばなかったのだと弁明して居る。そんなら不可抗力と同じではないかと反問すれば、マーそんなものだが不可抗力と云(い)ふ言葉が良くないと云ふような不徹底極まることで、お茶を濁そうとして居る。(中略)如何(いか)に政府が百方弁疏(べんそ)に努めても斯(か)かる前代未聞の大事件に対し、責任を負ふものが無いと云ふ事は想像し得られぬ奇怪事である。世論の憤激は正に理の当然である>(1920年6月23日)

 また7月1日に開かれた議会では野党・憲政会の衆議院議員、永井柳太郎がシベリア出兵の失政を問うている…

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