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故マケイン氏

「絶望するな。未来信じろ」米国民への手紙

マケイン氏=AP

 【ニューヨーク國枝すみれ】「今の困難に絶望するな。米国の未来と偉大さを信じろ」。25日に死去したジョン・マケイン米上院議員は国民への最後のメッセージとしてこう訴えていた。側近が27日、マケイン氏が生前に書き残した手紙を公表した。トランプ政権になって深まった米社会の分断を踏まえたものとみられ、手紙は国民への深い信頼の言葉で締めくくられていた。

 手紙は、自由や平等、すべての人間の尊厳が尊重されることを理想とする米国は「世界で最も偉大な国」と主張。だが、その偉大さは「愛国心と、同族意識に基づく(他者との)対立を混同し、国境の壁の内側に引っ込み、理想で社会を変革できることを疑うときに、弱まる」と警告した。

 トランプ政権の排他主義や保護主義的な政策を批判しているとみられ、「違いよりも共通点が多く、みんなが国を愛している」ことを思い起せば、国民は困難を乗り越えることができると強調した。

25日死去したジョン・マケイン上院議員を追悼するため、ホワイトハウスは26日朝から半旗を掲げ(上)、27日午前にやめたが(中)、27日午後に再び半旗に戻した(下)=ロイター

 一方、マケイン氏から度々批判されていたトランプ氏はツイッターで短く弔意を示しただけだったが、27日午後、「政策や政治で違いはあったが、マケイン氏の国家への貢献に敬意を表する」という声明を発表した。また、追悼のためホワイトハウスで掲げられた半旗は同日午前にやめていたが、これも埋葬の日まで継続するように指示した。米議会などからの批判を受けた措置のようだ。

 マケイン氏の遺体は地元の西部アリゾナ州議事堂で安置された後、31日に首都ワシントンに移される。9月1日の葬儀にトランプ氏は招かれず、民主党のオバマ前大統領と共和党のブッシュ元大統領(子)が弔辞を読む。遺体は2日、東部メリーランド州アナポリスの海軍士官学校の墓地に埋葬される。

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