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化石

ペンギンモドキ 肩の構造 初解明 北海道・足寄

北海道網走市で見つかったペンギンモドキの骨格標本の前で説明する安藤達郎副館長=足寄町で2018年8月27日、鈴木斉撮影

 足寄動物化石博物館(北海道足寄町)は27日、絶滅鳥類プロトプテルム類(通称・ペンギンモドキ)の山口県下関市で発見された化石と網走市で見つかった化石を調べ、肩の構造を初めて解明したと発表した。同館は「ペンギンのようでペンギンではない鳥の謎を解明する手がかりになる」と期待している。

 同博物館によると、ペンギンモドキは3700万~1400万年前に北半球に生息したとされ、南半球のペンギン同様、海中を潜水・遊泳していたとみられる。体長は60センチから170センチで、ペンギン類よりひと回り大きい。

 安藤達郎副館長らが下関市彦島で発掘された肩甲骨化石(山口県立博物館所蔵)を基に2013年7月に研究に着手。1987年に網走市で発見され足寄動物化石博物館が所蔵する化石の肩部分と合わせた結果、鳥類の肩にある三つの骨で構成された「三骨間管」に、ペンギンには見られない肩甲骨の長い突起が確認できた。

 一方、筋肉の腱が通る穴状の三骨間管の構造から、ペンギンモドキはペンギンと同様に水中で翼を動かすため腱が太く大きくなっていると判明。どちらも筋力を生かして力強く水中を泳いでいたと推察できるとしている。

 安藤副館長は「ペンギンモドキは生態や機能の不明点が多い。今後はペンギンとの遊泳機能の比較など、さらに研究が進むと思う」と話した。【鈴木斉】

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